どどーん!!
最近読んだ本、西村ひろゆきの『無敵の思考』
別にアフィで宣伝費もらっているわけではないので、
興味があれば一読して頂ければと思う。
西村ひろゆきについて、
日本最多の利用者数を2000年代前半に記録した匿名掲示板・2ちゃんねるの開設者。後に管理者権限を他者に譲渡し実業家に転身。愛称・ひろゆきが2ちゃんねるにて命名される。主に日本のインターネット文化の形成に関する基盤を築いてきたことで知られる。
とあげてみたものの、
僕が認識しているのは
2ちゃんねるの解説者で英語が話せて、ニコ生で話しているおじさん、である。
ちなみにガジェット通信のチャンネルで500円払えば誰でもコミュニティに参加できる。
そんなおじさんが出した『無敵の思考』を一読し、
自らの消費生活のリアルを認識させられた。
僕はもとから、物欲の少ない人間である。
というより何でもかんでも簡単に手に入るという環境で育っていないため、
モノを手に入れるハードルが高いのだ。
社会人になってからは、周りと同じようにお金を消費する感覚が
ついてきたようにも思えるが、ただ昔から染み着いた金銭感覚は
変わらないようで、常に安いものを探し求める習性がついてしまっている。
自分はそれを、「ケチだ」とか「思い切りが悪い」だとか、
どちらかというとマイナスな要素としてとらえてきた。
というより、周りがそう感じていると考えていた。
「別にマイナスじゃないんじゃね?むしろプラスじゃね?」
ということだ。
発想の転換、思考の逆説とはこういうことかと。
捉えから次第で世界の見え方は変わるものだと感じさせられた。
それ以外の話題に関しては正直あまり覚えていないが、
ざっとまとめると
「なーんだ。これでいいのか」
と
「こうしないとマズいかもな…」
という2種類の感想だ。
とくに僕に関して言えば、前者の「なーんだ」と感じる部分、
所謂気持ちが少し軽くなってような感覚である。
ひろゆきの言うことは最もで、
使うお金を減らせば、そんなに大変な思いをして
働く必要はない、ということだ。
いつの日にか、
家を買うこと、今より広い家に住むこと、高くておいしいものを食べること、ブランド品を飼うこと、旅行や飲み会にいくこと…等お金を使うことを正として生きていく世界に飲まれていた。
子供のころは、財布に200円しかなかったとしても皆で楽しく遊んでいたのに、いまは消費することでしか遊びを見い出せないなんて、なんて視野の狭い行動なんだろう。
僕の今の「ケチ」な習慣は、おそらく親がケチだったからだ。
ゲームも買ってもらえなかったし、文房具や服や靴だって、
何かねだると常に安いものを買わされるし、、、
でもそういう思考を持たない人はそもそも、あるものを買ってしまう。
安いものを安いところで買うという思考が無い。
ところが、僕にはその考え方、選択肢があるのだ。
それは生きていくうえで非常に重要なスキルではないか。
そういうこともあってなのか
僕は古着屋が好きだ。
3万もするブランド服が、
4,000円で買えることがあるからだ。
世の中の人は、お金を使うことに慣れすぎている
それはほんとうに危険だろう。
しかし別にそれをみんなに教えて回るほどの意欲はない、
自分の中にある利口な選択肢を忘れないように再認識していくだけだろう。