7年ぶりに、文字通り“帰ってきた”、本作『コード・ブルー』。
ファンの期待もあり今季まさに大注目の作品ですね。
先週1話目が放送され、ファンからはゾクゾクやワクワクの声と共に
新しいキャスト陣に少し違和感を感じていたりと様々な反響が見られます。
本日第2話が15分延長して放送されるわけですが、
初回放送と同じく高視聴率を見込んでいます。
ストーリーやキャスト陣については、色んなメディアで既に取り上げられているので、今回はテレビ局側の戦略について少し考察したいと思います。
今回、大注目の月9ですが、
実は最近の月9では視聴率の低迷が続いていた。
最近だと、嵐の相場君が主演の『貴族探偵』がいい例。
第1話で11.8%だったが、それ以降は7~9%台と10%を超えることは
ありませんでした。
中盤の6~8話では7%台が続き、6%台に突入するかという低迷度合でした。
その前、西内まりあ主演『突然ですが、明日結婚します』はもっとひどかった・・・
平均6.6%と軒並み低く、10%を超えることはありませんでした。中盤の6話では、5%と月9として見る影もないくらいです。。。
[参考]
月9ドラマ(フジ)低視聴率ランキング | ドラマ視聴率速報・ドラマン
しかし、今回の『コード・ブルー』では、初回放送で
16.3%と約2年ぶりの15%と超えで高視聴率をたたき出しました。
フジの戦略勝ちというところでしょうか。
最近の視聴率低迷について、理由はテレビ離れにあるとみています。
テレビ離れの層としては、テレビのコンテンツを見ていないわけではなく、
インターネット上で好きな時間に好きなタイミングで見る、という習慣がついているからでしょう。
そのため、生放送等タイムリーに共有したい要素がないと放送時間に見ようとすることはほぼない。そういった点でいうと20~30代のテレビ離れはかなり顕著になっているのではないでしょうか。
そこで今回のコードブルーのターゲット層を考えてみましょう。
すると見えてくるのが、メインキャストの年齢層。
山下智久(32)、新垣結衣(28)、戸田恵梨香(28)、比嘉愛未(30)、浅利陽介(29)・・・
所謂アラサー世代です。アラサー世代は小学生~大学生と青春時代をTV&インターネットのまさにハイブリッドの時代と言えるでしょう。
年齢を重ねるうちに徐々にインターネットを使う時間の方が増えている、世代です。
まさに“テレビ離れ世代”。
今回はそんなテレビ離れ層の回帰を促すにもってこいのコンテンツで
時代背景とマッチした戦略だったのではないでしょうか。
TVもインターネットも使いこなすこの世代は、まさにテレビ業界のキー層。
また、20代にも響くキャストを選ぶことで、
20代前半の共感も誘い、トータルの視聴率を上げていると言えます。
さて今日は第2話が放送されるわけですが、
第1話を見逃してしまった・・・そんな流行に乗り遅れた20~30代のあなた。
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昔の懐かしさと共にたまには、早く帰って家でテレビを見るのも悪くはないですよね。